プラスチックの基礎知識「輸出コンテナの種類」

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輸出コンテナのサイズ

 弊社が取り扱う商品はその形態により紙袋、フレコン、ダンボール箱のほか、ロールやシートのハギレ等のバラものまで多岐に渡ります。
これらの多様な形の商品を出荷するため、通常の出荷の際は輸出用コンテナに商品を積込み、そのコンテナをコンテナ船に載せ香港や中国などへ運ばれます。
 日本で一般的に使用される輸出用コンテナは、40フィートコンテナと20フィートコンテナの2種類です(米国等では45フィートコンテナも一般的に使用されているようです)。
 20フィート、40フィートというのはコンテナの奥行きの長さのことで、メートルに直すとそれぞれ奥行約12m3センチ、5m 88センチとなります。 40フィートコンテナには、30センチ程背の高いタイプのハイキューブコンテナ(High Cube、9’6)もあります(※ハイキューブコンテナには、コンテナ扉面に背高タイプであること示すマーク(トラマーク)や表示がなされています)。

 

各コンテナの内部のサイズと容量は下記の通りです。 ※ハイキューブコンテナにはマークや表示がコンテナに印されています。

 

40フィート 8’'6 VANと40フィート 9'6 ハイキューブ ハイキューブコンテナマーク

左:40フィート 8’'6 VAN

右:40フィート 9'6 ハイキューブ

ハイキューブマーク表示

(通称:トラマーク)

 

 

 
40フィート 9'6
ハイキューブ
40フィート 8'6 VAN
20フィート DRY
Length
奥行(mm)
12,024
12,024
5,883
Width
横幅(mm)
2,350
2,352
2,335
Height
高さ (mm)
2,694
2,386
2,375
Cubage
容量(m3)
76.2
67.5
32.9
Container 40FTHC 40FT 20FT

※尚、寸法については各社コンテナにより若干サイズが異なります

 

 概算で言うと、紙袋では40フィートに1,450袋(ハイキューブでは1,630袋)、20フィートコンテナへは750袋の積込みが可能です。 1トンフレコンでは40フィートに40フレコン、20フィートでは20フレコン程度が目安となります。但し、内容物の形状により積載可能数は異なります。また、積載重量は規定により40フィートコンテナでも25トンが限界となります。


コンテナへの積載方法例

積載方法例

 

 コンテナの国内での運搬には、後ろにコンテナをセットする専用の台車を取り付けた大型トラックで行われます。フレコンなどをコンテナにスムーズに積込むためには、リフトがコンテナ内に荷物を持って入っていける必要があります。そのため、コンテナ運搬トラック後部(扉側)のコンテナ口の高さにあわせた台座(スロープ)が必須です。また、積込み場所の地面を掘り下げ、勾配を設け同様の作業ができるようにしているところもあります。

 

 

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